JR高松駅の鉄道案内所で、乗客の対応をする(左から)郭芝羽さん、林彦廷さん、王宥ショウさん=6月
 JR高松駅の鉄道案内所で、乗客の対応をする(左から)郭芝羽さん、林彦廷さん、王宥ショウさん=6月
 JR四国のインターンシップ修了証書を手にする林彦廷さん(右)と王宥ショウさん=6月、高松市
 JR高松駅で乗客に切符の案内をする郭芝羽さん=6月
 JR高松駅の鉄道案内所で対応する(手前から)郭芝羽さん、林彦廷さん、王宥ショウさん=6月

 留学生は「駅の神様」―。JR四国が、台湾の学生を受け入れるインターンシップ実習制度に取り組んでいる。約10カ月間にわたり駅員として実際に働く独自の制度で、他のJR各社の中でも先進的な事業といえる。9月には新たに1人を受け入れる予定で、同社はともに学び合い、駅員のレベルアップにつなげたいとする。

 6月中旬、台湾から来た林彦廷さん(23)と王宥ショウさん(21)が10カ月弱の実習を終えた。2人は南部の都市・高雄市の台鋼科技大からインターンシップに来た。高松駅で中国語、英語、日本語を駆使して活躍し、外国人観光客からは感謝の声が届いている。

 JR四国の事業は2018年に始まった。社員の異文化理解など...

残り776文字(全文:1076文字)