青山ゆみこさん(左)と細川貂々さん
 青山ゆみこさん(左)と細川貂々さん

 「悩んだ時は人に相談しよう」と言われるが、コミュニケーションが苦手な人は相談こそが難しい。自らも「生きづらさ」を抱えるライター青山ゆみこさんと漫画家の細川貂々さんは新著「相談するってむずかしい」(集英社)で悩みを言葉にする方法を探った。生きづらさを打ち明け合う会をそれぞれ開いており、青山さんは「まずは参加してみて」と呼びかける。

 7月下旬、兵庫県の宝塚市立中央図書館で、細川さんの「生きるのヘタ会?」(ヘタ会)が開かれていた。集まったのは老若男女13人。冒頭、細川さんが「頭の中のモヤモヤ(悩み)を言葉にして、みんなで眺めましょう。モヤモヤは持ち帰らないでください」と話した。ヘタ会は悩みの解決で...

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