
思い出たっぷりの洋服が「譲りたい人」から「必要な人」に届く
環境問題を解決するために重要となる「3R(スリーアール)」活動。これまではいらなくなったものを再利用する「Recycle(リサイクル)」が主流でしたが、近年では使用済み製品やその部品などを繰り返し使用する「Reuse(リユース)」に注目が集まっています。
今回は、リユースイベントを定期的に開催している三条市の子育て拠点施設「あそぼって」にお邪魔しました。「おさがりは恥ずかしい」という考えは、もはや昔の常識となりつつあるようです。
施設では、多くのイベントが開かれ、毎日多くの親子が訪れています。2021年春からは「おさがりひろば」と題して5月と11月の年2回、赤ちゃん用品のリユース企画を開催。まだ使用できる赤ちゃん服やおもちゃ、ランドセルや辞書、ピアニカといった学用品など、リユースアイテムの持ち込みを随時受け付けています。
「一番人気はチャイルドシート。子育てがひと段落した方から、思い出の詰まった物品を必要とする人へつないでいく。まるでありがとうのバトンのようですよね」と「あそぼって」施設長の渡辺節子さん。「開催するたび、スタッフ一同、心がポカポカするんです」と運営団体「三条おやこ劇場」理事長の兼古和枝さんも話しています。
「おさがりひろば」の次回開催は2023年4月頃予定。市外からの参加もOKなので、親子で参加してみてはいかがでしょうか。

人気の高いチャイルドシートは毎回抽選で当選者を決定している
■問い合わせ先
子育て拠点施設「あそぼって」
住所: 新潟県三条市興野1-2-30
電話: 0256-36-2181
子育て拠点施設「あそぼって」
住所: 新潟県三条市興野1-2-30
電話: 0256-36-2181