能登半島地震による新潟県内の住宅被害は、県のまとめによると、2月26日時点で1万8978棟となった。県内全体で全壊101棟、半壊2660棟、一部破損1万6203棟となった。
新潟市では1万3841棟の被害が確認され、全壊92棟、半壊2569棟、一部破損1万1180棟。市に寄せられた罹災(りさい)証明書の申請件数は1万4290件で、このうち交付されたのは8450件。被害認定調査が終了したのは1万5981件となった。
また、県は26日、保健所などの業務支援のため、県動物愛護センター(長岡市)の獣医師1人を石川県に派遣すると発表した。期間は28日〜3月5日。
新潟県によると、災害支援で県の獣医師を他県に派遣するのは初めて。石川県から環境省を通じ、要請があった。飼い主とはぐれた犬猫への対応や、能登中部の避難所の巡回などを行う。