JAバンク県信連(新潟市中央区)は11日、2025年3月期の決算を発表した。貸出金利、有価証券の利回りが改善した一方、低利回り債券の売却、入れ替えに伴う損失を計上したことなどから、経常利益は前期比10・8%減の38億9400万円となった。減益は3年連続。

 売上高に当たる経常収益は、有価証券の利息配当金の増加などにより9・6%増の217億1600万円。4年連続の増収となった。

 国債などの債券売却損を計上したため、経常費用は15・3%増の178億2200万円。

 純利益に当たる当期剰余金は18・4%減の31億8500万円。貯金残高は県内JAによる自主運用の拡大に伴い、5・3%減の1兆6773億28...

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