
燕市役所
新潟県燕市の鈴木力市長は4月25日の定例記者会見で、東京電力が再稼働を目指す新潟県の柏崎刈羽原発7号機で原子炉への核燃料装塡(そうてん)を始めた動きなどについて発言した。鈴木市長は住民の不安や課題が解消されていないとの認識を示し、「再稼働の議論はするべきではない」と述べた。
燕市の一部市域は、柏崎刈羽原発から半径5〜30キロ圏の避難準備区域(UPZ)に含まれている。鈴木市長はこれまで、東電の原発を運転する適格性や、自然災害と原発事故が重なる複合災害時の避難計画の実効性に疑問を呈してきた。
柏崎刈羽原発を巡っては、政府が再稼働への同意を、新潟県や柏崎市、刈羽村に要請。4月15日には7号機の原子...
残り130文字(全文:430文字)