能登半島地震による液状化水分を多く含んだ砂質の地盤が、地震による強い揺れで液体のように流動化する現象。地表に水や砂が噴出したり、地盤が沈下したりする。土管やマンホールが浮き上がることもある。埋め立て地や干拓地など、緩い砂質で地下水位が高い場所で起こりやすい。条件を満たせば内陸でも発生する。1964年の新潟地震では橋や鉄筋コンクリートの建物といった大型構造物が崩れ、対策工法の開発が進むきっかけになった。阪神大震災や東日本大震災でも発生した。の被害が、新潟県の7市村を含め石川、富山、福井の4県32市町村で確認されたことが3月14日、防災科学技術研究所(茨城県つくば市)の調査で分かった。

 液状化の被害エリアは1995年の阪神大震災を上回り、調査が進めば2016年の...

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