
生原酒「越乃清水」の凍眠酒(中央)。両端は凍結前
新潟県柏崎市青海川の水産物卸・小売「ニッカイ米山」は、生原酒を急速に凍結し、搾り立ての味を閉じ込めた「凍眠酒」の限定販売を始めた。お福酒造(新潟県長岡市)が搾ったニッカイ米山のプライベートブランド(PB)「越乃清水」を自社の設備で凍結した。
ニッカイ米山は通信販売事業も手がけている。お福酒造の提案もあって、新たな商品展開として凍眠酒を扱うことにした。
生原酒はフルーティーな風味が特徴だが、火入れなどの加工を行わないため、風味を楽しめる期間が限られる。通常の冷凍で味を保とうとしても、凝固点が異なるアルコールと水が分離した状態で凍結し、解凍後の味わいが変化するという。凍結による膨張で、瓶が破損す...
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