
最盛期を迎えたアザレアの出荷作業に励む五十嵐芳昭さん=3月6日、新潟市秋葉区小須戸
新潟市秋葉区や南区で栽培され、新潟県が生産量全国1位を誇る鉢花「アザレア」が出荷最盛期を迎えている。卒業式や入学式などに用いられることも多く、生産者は「学校や家庭できれいに飾って楽しんでほしい」と話している。
アザレアはヨーロッパで品種改良されたツツジの仲間。新潟県には明治時代に移入され、昭和初期から本格的な栽培が始まった。現在は新潟市秋葉区と南区を中心に約20人の生産者が年間約30万鉢を出荷している。
秋葉区小須戸の五十嵐宝花園では3月6日、白や赤、ピンクなど色とりどりのアザレアが並ぶ中、生産者の五十嵐芳昭さん(72)が花の咲き具合を見ながら鉢をコンテナに移す作業を進めた。五十嵐さんは「昨...
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